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WHO:高いワクチン接種率は変異株のリスク低減に役立つ

多くの豊かな国では、10代の若者や子どもにワクチンを接種する方向に動いている。(ロイター通信)
多くの豊かな国では、10代の若者や子どもにワクチンを接種する方向に動いている。(ロイター通信)
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08 Jun 2021 08:06:46 GMT9
08 Jun 2021 08:06:46 GMT9

ジュネーブ:世界保健機関の幹部は7日、新しい変異株などの「海外から持ち込まれた」コロナウイルスの感染者がクラスターやより広範囲での流行を引き起こすリスクを大幅に低減するには、少なくとも80%の新型コロナウイルスワクチン接種率が必要だと評価した。

WHOの緊急事態対応の統括責任者であるマイケル・ライアン博士は、記者会見で、最終的には「高い水準の予防接種率がこのパンデミックから抜け出す方法だ」と述べた。

多くの豊かな国では、高齢者や基礎疾患のある人よりも、より危険な新型コロナウイルスへの感染リスクが低い10代の若者や子どもたちにワクチンを接種する方向に動いているが、同時にこれらの同じ国の中には、ワクチンが不足している貧しい国々とワクチンを分け合うべきだという圧力に直面している国もある。

イギリスでは、積極的なワクチン接種活動のおかげで感染者数が大幅に減少しているが、旧イギリス植民地のインドで当初発生したいわゆるデルタ型変異株が主な要因となって、最近感染者数が増加している。

ライアン氏は、伝染に決定的な影響を与えるために必要なワクチン接種率については、データが十分に明確になっていないと認めた。

「しかし…輸入変異株感染者が二次感染を起こしたり、クラスターや流行を引き起こしたりするリスクに著しい影響を与えるには、80%以上の接種率が必要になるのは確かだ」と、同氏は語った。

「従って、安全を期すためには、特に感染力が強い変異株の場合には、かなり高い水準のワクチン接種率が求められる」と、ライアン氏は付け加えた。

新型コロナウイルスに関するWHOの技術リーダーであるマリア・ヴァン・ケルコフ氏は、デルタ株が60カ国以上で広がっており、イギリスで最初に現れたアルファ型よりも感染力が高いと指摘した。

同氏は、「感染力の高まり、社会における人との接触機会の増加、公衆衛生対策・社会的対策の緩和、世界中における偏りのある・不公平なワクチン配布などの心配な傾向」を挙げた。

一方、WHOのテドロス・アダノム・ゲブレイェソス事務局長は、先進7カ国、G7の首脳に対し、国連が支援する新型コロナウイルス対策ワクチン接種プログラムを支援し、発展途上国での接種機会を増やすよう呼びかけた。

G7首脳らが今週後半に英国で会談を行う予定の中、テドロス氏は、9月末までに全ての国の人口の少なくとも10%、年内に30%にワクチンを接種するという目標の達成を、G7は支援できると述べた。

「これらの目標を達成するために、我々は9月までにさらに2億5000万回分のワクチンが必要であり、6月と7月だけでも数億回の接種が必要だ」と、イギリス、カナダ、フランス、ドイツ、イタリア、日本、アメリカが参加するサミットについてそれとなく触れながら述べた。

「7カ国には、これらの目標を達成する力がある。私はG7に対して、ワクチンの共有を約束するだけではなく、6月と7月に共有することも約束するよう求めている」。

ワクチンの供給不足が続く中、テドロス氏は製造企業に対し、国連が支援するコバックス・プログラムに新規製造ワクチンの「第一先買権」を与えるか、製造分の半分を今年コバックスに供給することを約束することも求めた。

テドロス氏は、アメリカ大陸、アフリカ、西太平洋地域で死亡率が上昇しているにもかかわらず、ワクチン接種率の高い国では高齢者層の死亡率が低下している「2トラック・パンデミック」に警鐘を鳴らした。

AP通信

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