アラブニュース
リヤド: サウジアラビアは石油市場の安定に重要な役割を担うOPECプラス同盟と引き続き協働することに多大な期待を寄せているとサルマン・ビン・アブドルアジーズ国王は語り、参加各国に対し同様のコミットメントを呼びかけた。
サウジ王国は石油こそが世界経済の成長を支える重要な要素であると確信しており、石油市場の安定と均衡が同国エネルギー戦略の主柱の一つであることを是認するとサルマン国王は12月29日のショウラ評議会で述べた。
国王は、同国が生産見通しを継続的に増大させているばかりか常にそれ以上の生産能力を維持し続けていることからも国家石油政策が成功していることは明らかであり、それによりエネルギー供給の安全性が維持されているのだと強調した。
石油輸出機構 (OPEC) とロシアを含む加盟国は今月、米国による原油備蓄の放出やオミクロン変異株により新たな石油価格総崩れの恐れがあるにも関わらず、月間石油生産量を増加させる既存方針を堅持することに同意した。