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オーストラリア人のワールドトラベラーによる2週間の「美しい」サウジアラビア体験

マディナ北部のカイバル・オアシスを訪れた際、サウジアラビアの民族衣装「トーブ」を着てポーズをとる、オーストラリア人旅行者のダニエル・ハーツバーグ。(提供)
マディナ北部のカイバル・オアシスを訪れた際、サウジアラビアの民族衣装「トーブ」を着てポーズをとる、オーストラリア人旅行者のダニエル・ハーツバーグ。(提供)
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05 Jan 2020 04:01:13 GMT9
05 Jan 2020 04:01:13 GMT9

スティル・タシュキアンディ

  • ダニエル・ハーツバーグは、王国には観光名所になる可能性のある場所がたくさんあると言う

リヤッド:新年を冒険で始めようと考えてるなら、ダニエル・ハーツバーグの本を参考にしてみて。飛行機に乗って、今までに行ったことのない場所に行き、探検をしよう。

27歳のハーツバーグは、香港の金融街の法律事務所での十分な収入を得られる仕事を辞めて、世界旅行という真の情熱を追い求めることにした。

外国を旅行することへの情熱は子供の頃からのものだった。「5歳の時から、自分の部屋は地球儀だらけでした。首都も国旗もすべて知っていました。誕生日プレゼントにはロンリープラネットのガイドブックをもらっていました。自立すると、基本的に毎年夏は飛行機に乗っていました」とハーツバーグは説明する。

最新の滞在地はサウジアラビアだ。長い間訪れたいと思っていた場所に、1週間滞在している。

「何年もの間、来ようとしていたんです。サウジアラビアが9月に観光を再開すると聞いて、『これは絶対に行く。決まり』みたいな感じでした」と彼は言った。

ハーツバーグは、「タントラの冬」フェスティバルのためにアルウラを訪問し、行くつもりだった他のすべての都市を訪ねるために、冬の旅行を計画した。「ジェッダ、マディナ、カイバル、アルウラ、ワディ・ダサール、タブーク、サカカ、ホフフ、リヤドに行きました。次はジャザンとアブハに行くつもりです」と説明した。

ハーツバーグはアラブニュースに今回の経験について詳しく話し、サウジアラビアの滞在をとても気に入っていると述べ、特にサウジアラビア人がとても親切であることを高く評価した。

「美しい国です。私の第一印象は、人々がとてもフレンドリーであるということです!湾岸周辺国で多くの時間を過ごした経験があります。アラブ首長国連邦には数回行ったことがありますし、カタール、バーレーン、オマーンなどにも行きました。それらの国々の人も親切ですが、ここのレベルは違います」と言う。

ハーツバーグは、ようこそと歓迎したり、彼に手を貸したりするために、折に触れて彼に近寄ってきてくれた人の多さに驚き、喜んだと語る。

「私のカメラを見て、サウジアラビアへようこそと歓迎するためだけに、または、頭の装身具(シュマーグ)をきちんとかぶれるよう直すために通りで近寄ってきてくれるので、とても親切でした」と、彼は説明した。

また、見知らぬ人の気前の良さについての逸話を披露した。

「ある時、写真を撮るために高速道路の脇に車を寄せたら、ある男性が自分の車を停めて出てきて、オレンジの袋を持ってあいさつしに来てくれました。彼は『サウジアラビアへようこそ!どうぞ!どうぞ!』と言って、私にオレンジを持って行くようにと言い張りました。私は、特に大都市で、そういう親切を受けるとは思ってもみませんでした」と述べた。

また、大都市の明らかな観光地とは別に、サウジアラビアはカイバルのような人里離れた場所にもっと注目することで利益を得ることができるのはないかと考えていると言う。

「サウジアラビアには観光してくれと言わんばかりの場所がたくさんあります。世界のどこでも、そのような場所は人でいっぱいになるでしょう。でも、ここではそういう場所を探そうとしていないので、その存在すら知られていません」と説明する。

これまでに、ハーツバーグは世界旅行で170カ国を訪れており、世界のすべての国を訪れる最年少のオーストラリア人になることを目指している。しかし、目標は、それぞれの国にちょっと立ち寄るだけでなく、文化を理解するのに十分な時間を費やすことであると強調した。

「世界のすべての国を訪れた他の人たちは『リストにチェック印をつける』ことを優先しますが、私は時間をかけています。サウジアラビアで2週間過ごすのには理由があります。私はできるだけ多くのことを学びたいのです。毎日が学びで、これまでに行ったどの国でもそのことを教えてもらいました」

他の人に自分がやったことをやるように勧めるかどうかについては、ハーツバーグは「はいといいえの両方です」と答えた。「特に若いうちに、そして一人で行くつもりがあるのであれば、『外に出かけて世界を見る』という意味でお勧めです。しかし、そういう情熱を持っているのでなければ、すべての国に行くことはお勧めしません。非常に困難になるでしょう。あなたはそれをあなたの人生の優先事項にしなくてはならないのです」と語った。

ハーツバーグは、自分の仕事、恋人、その他の個人的なことを犠牲にしたと言う。しかし、彼は再びおなじことをやるだろうかと尋ねると、「絶対にやります。それが私という人間ですから」と答えた。

自称「ママっ子」の彼は、彼を励ますだけでなく、旅行に同行してくれることもある、家族のサポートに感謝している。また、旅行の経験は彼にすばらしい影響を与えたと言う。「今では新聞を開いて世界のどこかで何かが起こるたびに、その場所を思い描くことができます。そうやって思い描くのは、もう少しリアルで、もう少し個人的なものです。私はそれが非常に大きな意味を持つことだと思います」と語った。

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