水曜日の東京株式市場の終値は投資家が新たな兆候を探る中でニューヨークの株価が下落したことを受けて値下がりした。
日本株のベンチマーク日経平均株価(日経225)は前日比90円33銭(0.32%)安の2万8140円28銭、より多くの銘柄で構成される東証株価指数(Topix)は前日比8.85ポイント(0.45%)安の1,973.83で取引を終えた。
ニューヨーク市場の火曜日終盤に113.62円であったドルは113.49円だった。
目新しい買い材料の欠如と総合的な物価上昇に対する懸念が日経平均の重しとなった。
投資家らが割安感のある銘柄を押し目買いしたため、午前中終盤には一時的に上昇に転じていた。
だが世界的な経済指標発表を前に投資家の様子見ムードが広がり、買い戻しの勢いは長続きしなかった。
岡三オンライン証券は「目新しい材料が無く(本日発表される)米国の物価指数発表を待つ投資家心理によって日経平均は小幅な値動きにとどまった」とみている。
主要銘柄ではテック関連投資会社のソフトバンクグループが1.07%下げて6,194円で終えた。
三菱UFJフィナンシャルグループは0.85%下げて655円40銭、日本製鉄は2.23%下げて1,925円だった。
ソニーグループは0.24%上げて12,360円、ユニクロを傘下に持つファーストリテイリングは0.60%上げて71,540円で終えた。
AFP