
ファハド・アブルジャダイェル
リヤド:サウジアラムコは第3四半期において、GoogleやAmazon、Appleなどの大手ハイテク企業や、エクソンモービル、シェルなどその他の上場エネルギー企業を抑えて、世界で最も収益性の高い企業となった。
近年の石油価格の上昇により、ダーランに本社を置く同社は本日、第3四半期の純利益が前年の118億ドルから158%増の304億ドル(1140億サウジ・リヤル)に達したと発表した。また、売上高は80%増の960億ドル(3590億サウジ・リヤル)にまで急増したとのことだ。
アラムコの社長兼最高経営責任者であるアミン・ナーセル氏は、本日の声明で次のように述べている。「第3四半期における当社の例外的な業績は、主要市場での経済活動の活性化とエネルギー需要の回復に加え、当社独自の低コスト体質、財務規律、そして必要なエネルギーや化学製品を確実にお客様にお届けするという確かな能力がもたらした結果です」。
「サプライチェーンの遅れもあり、世界経済には依然として逆風が吹いていますが、当面の間、エネルギー需要は健全に推移するだろうと楽観的に捉えています」と、同氏は付け加えた。
「今後については、当社は長期の戦略に沿った投資を継続し、低コスト・低炭素強度の実現という実績をもとに、先日発表した、2050年までに完全所有の運営資産全体でスコープ1、スコープ2の温室効果ガス排出量を実質ゼロにするという野望の実現を目指します」
サウジアラムコ、第3四半期に世界で最も収益性の高い企業となる。