
武田薬品工業は16日、米バイオ医薬品企業ノババックスが開発した新型コロナウイルスワクチンについて、厚生労働省に製造販売承認を申請したと発表した。追加接種用のデータも提出している。承認されれば、来年初頭の供給開始を目指している。
ノババックスのワクチンは、遺伝子組み換え技術で作ったウイルスのたんぱく質を接種する「組み換えたんぱくワクチン」。臨床試験では約9割の予防効果が示された。
製造は武田がノババックスから技術供与を受け、山口県内の工場で年2億5000万回分を製造する。来年は、このうち1億5000万回分を日本政府に供給する契約を締結している。
時事通信