
ジアド・サバー
リヤド: 11月のサウジアラビアの工業生産成長率は前年比10.3%に達しており、石油生産量の増加により、6月の3年ぶりの高水準記録に近づいているとサウジアラビア総合統計庁(GASTAT)が発表した。
この展開は、昨年6月の11.9%という成長率から続いている。
工業生産は7ヵ月連続で成長し続けた。
これにより、新型コロナウイルスによって引き起こされた2020年の収縮の流れは逆転。工業生産指数(IPI)はパンデミック前の水準に戻ったことをサウジアラビアの公式統計局が明らかにした。
指数のウェイトが74.5%の鉱業・採石業サブセクターの生産は、11月に年率10.4%に拡大した。このサブセクターにおいては2019年10月以来の高水準だ。
さらに、サウジアラビアの製造業生産高は前年比9.7%増となり、2020年2月以来の高数値に達した。
同様に電力・ガス供給は11.9%増で、2年連続で増加している。
IPIのうち、製造業が22.6%、「電気・ガス供給」は2.9%を占める。
月次ベースでは、11月の鉱工業生産は製造業の6%拡大により2%増加。鉱業・採石業は前月比1.2%増、電気・ガス供給は9.6%減となった。