
ANAホールディングスと日本航空(JAL)は18日、2022年度の国内線の運航計画について、新型コロナウイルス流行前と同規模にすると発表した。全日本空輸(ANA)はビジネス需要を見込める中部空港発着路線などを増便。JALは沖縄路線を中心に増やし、レジャー需要獲得を目指す。感染拡大で旅客需要が変動すれば機動的に減便などを検討する。
国内線の旅客需要について、ANAは22年度上半期にコロナ禍前の水準を回復すると想定し、旅客輸送容量を20年度の期初計画並みとする。22年度計画では、中部―新千歳、中部―仙台などで増便。コロナ禍での需要減少を踏まえ伊丹―那覇などは減便する。グループの格安航空会社(LCC)ピーチ・アビエーション(大阪府田尻町)では、観光利用の増加を見込んで成田―新千歳や中部―那覇を増やす。
JALは、国内線需要が22年3月末にコロナ禍前に近い水準に回復するとみて、22年度計画を19年度の期初計画並みとする。伊丹―鹿児島、伊丹―那覇などで増便。函館―奥尻、鹿児島―奄美などは減らす。
時事通信