
アラブニュース
リヤド:サウジアラビアの公的投資基金(PIF)の世界ランキングが上がり、第6位の政府系ファンドとなった。管理する資金は5800億ドル。
フォーブスは、サウジアラムコの株式を4%取得したことで順位が押し上げられたと報じており、政府系基金協会(SWFI)が公表したデータを引用している。
フォーブスの報道によると、王国の政府系ファンドが以前管理していた資金は4800億ドルで、世界第8位だった。
世界的な格付け機関であるムーディーズがPIFに第5位の信用格付けを与えている一方で、フィッチ・レーティングスの評価は「A」で、見通しも安定しているとしている。
サウジアラムコからPIFへの株式移管について、ムーディーズは管理下にある資金が増加したことを受けて、前向きな情報と評価している。
移管によって資金の多様化も進んでおり、ポートフォリオに定期的に配当を行う資産も増えたとムーディーズは述べている。
ランキング第1位はノルウェー政府年金基金で1兆4000億ドル、第2位が中国投資有限責任公司で1兆2200億ドル。
クウェート投資庁が7379億ドルで第3位、アブダビ投資庁が6980億ドルで第4位につけ、第5位は香港金融管理局である。