
東京:日本政府は3月10日に始まる週の石油販売業者に対するガソリン補助金を、前の週の5.0円から17.7円(15.29セント)に引き上げると、9日、経済産業省が発表した。
政府は先週、燃料価格の急上昇による打撃の緩和を後押しするため、10日から始まる週の緊急的な補助金の上限を1リットル5円から25円に引き上げた。
ロシアの石油供給に混乱が生じることへの懸念は、世界的な供給不足への懸念により既に高騰していた価格をさらに押し上げた。この時、日本政府は1月末に、一時的な補助金プログラムを実施していた。
政府は今月末までの会計年度の緊急予備費の3500億円(30億ドル)を補助金に充てている。今年度以降の計画については決定していない。
政府は、ガソリンの小売価格が基準値の170円を超えた場合には、毎週補助金の額を設定する。7日時点の小売価格は174.6円に達し、9週連続での上昇となったと、経産省は発表した。
ロイター