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リヤド:サウジ国家開発基金は、2030年までに、サウジ経済に5700億サウジリヤル(1520億ドル)を投入すると、サウジアラビアのムハンマド・ビン・サルマン皇太子が述べた。
皇太子はNDFとして知られる同基金の戦略発表を記念した14日の声明の中で、これは同期間に非石油GDPが占める割合を3倍の6050億サウジリヤルにすることに貢献すると述べた。
NDFは、その基金と開発銀行を通じて、2030年までに民間部門のGDPに対する貢献度を3倍に拡大すると、国営サウジ通信が伝えた声明は報告した。
NDFのステファン・グロッフ総裁は、次のように述べた。「NDFには、サウジ全土の融資の機会を見つけ、投資を行うという点で、政府の開発資金や銀行の効率を高める大きなチャンスがあります」
「我々の目標は、パートナー間の統合、調整、相乗効果の促進を通じて、開発金融における卓越した世界的ブランドになることです」と、総裁は付け加えた。
同基金は、そのウェブサイトによると、2017年に王室政令により設立された。同基金は、開発基金や銀行の成績を向上させると共に、開発基金や銀行がサウジのビジョン2030に関連する開発の優先課題や経済的義務をより良く果たせるよう支援することを命じられた。
同基金は、開発基金や銀行が行う融資活動を監督し、様々な政策を調整している。NDFは創設以降、関連機関を通じて6900億サウジリヤル以上を投入しており、G20に参加する経済大国のGDPに対する資産の割合の観点では、最大の開発金融基金の1つとなっており、その資産は4960億サウジリヤルにのぼると、声明は付け加えた。