
スズキがインドで約1500億円を投資し、電気自動車(EV)と車載用電池を生産することが19日、分かった。EVを生産するためにインド西部グジャラート州にある工場の能力を増強。2025年をめどに生産を始める。工場の近隣には、EV向けの車載用電池を手掛ける工場を新たに建設する計画だ。
スズキは2025年までに、インドや日本でEVを発売する方針を示していた。昨年公表した中期経営計画では、21~25年度の5年間の研究開発費を1兆円、設備投資を1兆2000億円とし、その大部分を電動化関連に充てる予定だ。
巨大なインドの自動車市場でトップシェアを握るスズキは、EVなど電動車の強化を急ぎ、加速する電動車競争を乗り切りたい考えだ。
時事通信