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リヤド:共同機構データイニシアティブ(JODI)が発表したデータによると、サウジアラビアの1月の原油輸出は1日あたり5万9000バレル増の日量696万6000バレル(以下、B/D)となった。
JODIの統計によると、1月の同国の原油輸出量は12月の693万7000B/Dから0.9%増加したことが明らかになった。
1月の輸出量は2020年4月以降で最も高く、一時は過去最高の1023万7000B/Dを記録した。ただし、2020年の1日平均703万7000B/Dと比較するとまだ低い水準にある。
生産量
原油生産量は、前月から12万3000B/D増の1014万5000B/Dとなった。これは12月の1002万2000B/Dから1.2%の増加に相当する。
また、1月は、発電のための石油燃焼など、原油の直接使用量が大幅に増加したことも特徴的であった。直接使用量は12月の31万8000B/D、2021年同月の26万9000B/Dから40万2000B/Dに増加した。
原油在庫量
原油在庫は1億3374万2000バレルとなり、前月比0.7%の減少、前年同月比2.5%の減少となった。
石油製品については、1月の王国の製油所原油処理量は277万7000B/Dとなり、前月比3.1%、前年同月比18.5%の増加となった。
製油所生産量
1月の製油所生産量も280万2000B/Dとなり、12月に比べて0.6%の増加となった。同時に、2021年1月と比較して17.5%の大幅な増加を記録している。
1月の石油製品の輸出は15.2%減の141万6000B/Dとなった。それでも前年同月比では21%増となっている。
軽油の生産量は7%減、輸出量は19.7%減といずれも減少した。自動車用ガソリンと航空機用ガソリンの生産量は前月比4.3%増加したが、輸出は16.4%減少した。
燃料油については、生産量が前月比5.6%増、輸出量が同38%増となった。
1月の石油製品の総在庫は3%増の1億170万バレルとなった。1月の在庫量は、2021年同月と比較して4.7%増加していることがJODIのデータから明らかになった。