
アラブニュース
リヤド:統一された旅行措置とプラットフォームの確保に向けた努力を行う中、サウジアラビア内閣は5月31日、サウジ・データAI庁と他国のカウンターパートとの間の覚書草案を承認した。
この覚書は、旅行者や国民、あるいは住民が新型コロナウイルス感染症対策の健康要件を順守していることを確認するための、電子上の連携を始動させる点に主眼を置いている。
内閣はまた、データAI庁の長官もしくはその代理人が、覚書草案の上記の点について他国のカウンターパートと協議を行い、署名をし、完成した署名入りの写しを提出して手続きを完了する権限を認めた。
サウジアラビアは5月9日にリヤドで初開催された「未来の航空フォーラム」において、新たな「グローバル・エアー・トラベル」指針を既に発表している。国際的な航空旅行に付き物の色々な煩わしさや、形式的な手続きを減らすことがその狙いだ。
今回の取り組みによって、現在数百万人もの人々が航空券の予約を取ることを躊躇する理由となっている、旅行時に課される条件による混乱を避けることで、世界への旅が簡易化されることが期待されている。
Consulum Aviationのパートナーであるジャン・マルク・ブルロー氏が、新指針の導入に極めて大きな役割を果たした。新指針は、今年後半に開かれる第41回国際民間航空機関(ICAO)総会において承認される予定。
指針は、新型コロナの世界的影響に促されたものではあるが、しっかりと根を下ろし、今後の航空業界を世界規模で発展させるという目的を持ったものだと、ブルロー氏は、航空フォーラム開催中に行われたアラブニュースによる独占インタビューの中で語った。
サウジアラビアは5月9日にリヤドで初開催された「未来の航空フォーラム」において、新たな「グローバル・エアー・トラベル」指針を発表した。国際的な航空旅行に付き物の様々な煩わしさや、形式的な手続きを減らすことがその狙いだ。
写真:ロイター