
「排出実質ゼロ」移行、水素が促す―UAEエネルギー相
ファハド・ アブジャダイエル、ニルマル・ナラヤナン
リヤド:アラブ首長国連邦(UAE)のスハイル・ムハンマド・アル・マズルーイ・エネルギー担当相は、同国が2050年までに二酸化炭素排出の実質ゼロを目指す上で、水素が大きな役割を果たすとしている。
MEAエネルギー・ウィークのバーチャル会議に出席した同相は、UAEがシーメンス・エナジーと提携し、アラブ地域初のグリーン水素プラントを建設したことを強調した。
同相は、運輸部門も多様化が求められており、従来型の燃料の価格が急騰していることから、水素導入の可能性を探るべきだと指摘した。
また、「私たちが力を合わせれば変化を起こせるし、実際にそうするつもりだ」と述べた。
同相は、2050年までに実質ゼロの目標を達成するためには、「国レベルでも個人レベルでも、(燃料の)消費を減らすべきだ」と強調した。
さらに同相は、より良い成果を得るためにはテクノロジーを活用すべきだと付言した。