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「サウジ・グリーン・トランジション・ジャーニー」展、持続可能な未来へのビジョンを展示

リッツカールトンホテルでのイベントでは、米国の企業ルシード・モータースが製造した電気自動車が展示された。2022年7月14日、ジェッダ。(提供写真)
リッツカールトンホテルでのイベントでは、米国の企業ルシード・モータースが製造した電気自動車が展示された。2022年7月14日、ジェッダ。(提供写真)
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15 Jul 2022 03:07:46 GMT9
15 Jul 2022 03:07:46 GMT9
  • バイデン大統領の訪問に重なったこの展示会には、電気自動車などの重要な技術に焦点を当てた「エネルギー・ナウ」と題したコーナーも設けられた

ディーマ・A・クダイル

ジェッダ:サウジアラビアは2060年までに二酸化炭素排出量実質ゼロを達成することを目指している。短期的には、2030年までに排出量を年間2億7800万トン削減するための取り組みを行っている。

今週のバイデン大統領のサウジアラビア訪問の傍ら、木曜日にジェッダのリッツカールトンホテルで展示会「サウジ・グリーン・トランジション・ジャーニー」が開催され、クリーンエネルギーに対する同国の取り組みと野心を紹介する臨場感ある体験が提供された。

このイベントには、エネルギー相のアブドルアジーズ・ビン・サルマン王子とアデル・アル・ジュベイル外相が特別ゲストとして登場した。

リッツカールトンホテルでのイベントでは、米国の企業ルシード・モータースが製造した電気自動車が展示された。2022年7月14日、ジェッダ。(提供写真)

展示会では、サウジアラビアの国家的転換戦略「サウジビジョン2030」の概説から始まり、昨年始動した同国のサウジ・グリーン・イニシアティブと中東グリーン・イニシアティブが紹介された。

エネルギー省の気候変動担当国際政策上級アナリストであるヌーラ・アル・イッサ氏はアラブニュースに対し、今回の展示会について、またクリーンエネルギーとグリーン・イニシアティブに対するサウジアラビアの取り組みについて語った。

展示会は「サウジアラビアの気候変動への取り組みを全て集約している。同国はこれからサーキュラー・カーボン・エコノミー(循環型炭素経済)に取り組んでいく。だから展示会では、気候変動に対する取り組み(と)自然を基盤とした解決策の基礎を詳しく説明しています」と彼女は言う。

展示会には、電気自動車などの重要な技術を展示した「エネルギー・ナウ」と題したコーナーも設けられた 。(提供写真)

アル・イッサ氏によると、このインタラクティブな展示会は、2016年のビジョン2030開始以来サウジアラビアが既に実現した大規模な転換を紹介し、世界有数の石油輸出国としての同国の歴史的役割と対比させている。

「ここではサウジアラビアの歴史的状況を説明しています。歴史的に石油輸出国でありますが、常に持続可能性を念頭に置き、常にできる限りクリーンに石油を生産できるよう技術を使用してきました。他の国と比べてです。二酸化炭素排出量という点では非常に低く抑えています」と彼女は付け加える。

展示会には、電気自動車などの重要な技術を展示した「エネルギー・ナウ」と題したコーナーも設けられた 。

「エネルギー・ナウでは、未来の中核となると思われる様々な技術を紹介しています」とアル・イッサ氏は言う。「つまり、過去に行ってきたことを振り返り、課題に取り組むために常に技術を使ってきたこと、将来的にもそうあると示しています」

今回のイベントでは、米国の企業ルシード・モータースが製造した電気自動車が展示された。

「これは、サウジアラビアが未来の中核技術に投資していることの一例です。材料や再生可能部門での例も同様です」とアル・イッサ氏は言う。

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