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リヤド:サウジアラビアの石油収益が前年同期比で89%の急増となり、2022年第2四半期に計上した779億サウジアラビアリヤル(約208億ドル)の財政黒字に貢献した。
石油収益は6月までの3カ月間で2,504億サウジアラビアリヤルに達した。2021年の同時期は1,321億サウジアラビアリヤルだった。
石油収益は、2022年第2四半期におけるサウジアラビアの全収益の68%を占めた。
ブルームバーグによると、3月の石油輸出は300億ドルに達し、少なくとも過去6年間で最高を記録した。
価格の上昇と生産量の増加によって、原油輸出額は123%の増加となり、1日あたり約10億ドルに達したことが公式統計で明らかになった。
ブルームバーグの報道によると、原油価格の高騰を抑えようとする国際的な圧力がかかる中で、サウジアラビアの7月の原油輸出は急増し、4月以来の高水準となった。
ブルームバーグがまとめたデータでは、先月確認されたサウジアラビアからの海上輸送量は、1日あたり750万バレルに達した。この量は、6月の改定済み海上輸送量660万バレルと肩を並べる水準である。
石油輸出国機構(OPEC)とその同盟国で構成されるOPEC+は、約1年 間にわたり、原油生産を徐々に強化してきた。指標となる原油銘柄は現在、1バレルあたり約 100ドルで取引されている。
これが、世界的なインフレを助長してきた。
OPEC+は、パンデミックの初期に課された生産量の抑制を、徐々に緩和している。
OPEC+は水曜、9月からさらに1日あたり10万バレル増産することで合意したが、これ以上の増産余力はないと警告している。