
ファハド・アブドル・ジャダエル 、ヌール・エル・シャエリ
リヤド:石油系巨大企業であるサウジアラムコ社は、カリフォルニアの人工知能技術企業ビヨンド・リミッツ社と2億5千万ドル相当の契約を結び、グローバルAIコリドーを構築すると先週リヤドの業界イベントで発表した。
グローバルAIコリドーは、複雑なAIソリューションの商業化、サウジアラビアの人材育成、サウジアラビアのスタートアップ企業の支援により、サウジアラビアにエコシステムを構築するものとなる。
ビヨンド・リミッツ社のCEOであるアムジャド・アブドーラ氏は、イベントの中でアラブニュースに対し、今回の契約は、イギリスとアメリカの関係でプロジェクトを構築するのに役立つだろうと語った。
「カリフォルニアには、ノーベル賞受賞者が最も多く、AIの知的財産(IP)が豊富で、AIエコシステムに投資するベンチャーキャピタルが最も多く存在します。そこで、そのすべてをサウジアラビアに持ち込んで、AI起業家とユニコーン企業の強力なネットワークの構築を支援したいのです」とアブドーラ氏はアラブニュースに語った。
アブドーラ氏は、このプロジェクトには、サウジアラビアの若者の育成に力を入れる専門学校、サウジアラビアのAIスタートアップ企業へのベテラン専門家との協働支援のための研修期間、IPの創出を支援する研究開発プログラムがあると説明した。
「国内投資に加え、海外のベンチャーキャピタルからの投資をサウジアラビアに誘致する投資要素もあります」と同氏は付け加えた。
2014年設立のビヨンド・リミッツ社は、産業用AI技術ソフトウェアに特化し、2021年にはフロスト&サリバン社の「グローバル・カンパニー・オブ・ザ・イヤー」と『フォーブス』誌の「2021年アメリカで最も優れたスタートアップ企業の雇用主」の1つに認定された。
3月には、同社は統合的なドキュメントマネジメントおよびワークフローソリューションの大手プロバイダーであるアルテック・プロダクツ社を買収した。ビヨンド・リミッツ社のCEOであるアムジャド・アブドーラ氏は、イベントの中でアラブニュースに対し、今回の契約は、イギリスとアメリカの関係でプロジェクトを構築するのに役立つだろうと語った。