• 赤十字国際委員会のメンバー3人を含む、少なくとも26人が死亡した
• 外相は、新統一政府は国が直面している課題に対して意欲的だと述べた

サイード・アル・バターティー

ムカッラー：イエメンはイランの軍事専門家を、12月30日に行われたアデン空港への破壊的な攻撃を計画したと非難し、イランが支援するフーシ派を倒すと誓った。そしてアデンと他の解放地区に平和と安定を取り戻し、人々の怒りに対処すると約束した。

イエメンのマイーン・アブドルマリク・サイード首相は、アデンで行われた第1回政府会合で、アデン空港に直撃して数十人が死傷した誘導ミサイルをイランの軍事専門家が発射したことが最初の情報によって示されたと述べた。

サイード首相は、入院している負傷者の一部を見舞い、「我々はフーシ派について話すとき、イランのこの地域での破壊的な計画について話す」と述べ、今回の攻撃によって政府は、フーシ派を倒し、リヤド協定を推し進め、国の重要課題に取り組むことを「さらに固く決意」したと付け加えた。


「今回のテロ攻撃は、攻撃を実行し、リヤド協定の実行を妨害しようとする者の目的を果たすものではない」とサイード首相は述べた、と公式通信社は報じた。

イエメンの保健相であるQasem Buhaibeh博士はTwitterに、25人が死亡したが、110人の負傷者のうち数人が危篤状態であるため、死者数は増えるかもしれないと投稿した。

赤十字国際委員会（ICRC）は、同委員会の職員が3人が死亡し、2人はイエメン人で、1人はルワンダ人だと発表した。ICRCの運営部長であるDominik Stillhart氏は、「こんな日は、赤十字の仲間にも、今回の爆発で最愛の人が殺されたり傷つけられたりしたイエメンの家族にも、さらなる悲しみをもたらす」と述べた。

イエメン・ジャーナリスト連合は、今回の攻撃でイエメン人ジャーナリスト1人が死亡し、10人以上が負傷したと発表した。

イエメン外務省は、フーシ派を今回の攻撃に関与したとして非難し、同じ技術や手法が、イエメン全土に広がる武装勢力が以前行った攻撃で使われていたと指摘した。

新しい内相であるİbrahim Ali Haydan少将は、フーシ派が今回の攻撃に関与しており、同氏が指揮している調査によって詳細がさらに明らかになるだろうと述べた。

イエメンを代表する航空会社、イエメン航空は、アデン発・南東部ハドラマウト県のサユーン空港着の便を迂回させた、と国営メディアは報じた。

12月30日夜、アラブ連合軍は、首都サヌアおよびダイラミ空軍基地を含む周辺地域にあるフーシ派の軍事施設に報復攻撃を開始した。

米国務省のケイル・ブラウン報道官代理は、アデン空港への攻撃を非難し、イエメン国民と政府への米国の共感と支持を表明した。「今回の攻撃は、イエメンの合法政府の新しい指導者の到着に合わせて行われたが、イエメンに永続的な平和をもたらす努力が打ち砕かれることはない。我々はイエメン国民を支持する」とブラウン氏はTwitterに投稿した。

アデンを拠点とする政治アナリストのYasser Al-Yafae氏はアラブニュースに対し、「今回の攻撃で主に利益を受けるのは、フーシ派と、リヤド協定の敵だ。イランは（イエメンで）手段を使って、イランが強く、サウジアラビアのイエメンでの利益を損なわせることができるというメッセージをサウジアラビアに送りたいと思っている」と話した。

イエメン情報省事務次官で政治アナリストのNajeeb Ghallab氏はアラブニュースに対し、フーシ派は、不確実性を生み出し、イエメン軍に内輪もめを起こさせる攻撃への関与を即座に否定したと語った。「フーシ派は、政府が問題に取り組み、軍を一つにまとめることに成功すれば、自分たちは孤立すると分かっている」と同氏は述べた。