
鈴木俊一財務大臣は3日、円の過度な変動が繰り返される場合、日本は外国為替市場で「断固たる」措置を取る用意があると述べ、投機筋に円売りをあらためて警告した。
鈴木大臣は閣議後記者会見で、最近の急激な円安について「為替は安定的に推移することが重要であり、急激に一方的に動くのは好ましくない」と述べた。
鈴木大臣は「我々は先日為替介入を行い、必要に応じて断固たる措置を取ると述べてきた。
これが投機筋の動きに対するけん制になっていることは間違いない」と述べた。
日本は9月、円が24年ぶりの安値となる146円近くまで下落した際、円を支えるために外国為替市場で最大2兆8000億円(193億4000万ドル)の介入を行った。
最終的には1ドル=144.75円で取り引きされていた。
大規模な為替介入について質問された鈴木大臣は、為替介入の規模は総合的に判断した結果だと語った。
ロイター