
アラブニュース
リヤド:サウジアラビア通信情報技術省は、通信情報技術分野における発展を強化するために、南アフリカ通信デジタル技術省との協力覚書に署名した。
サウジ通信の報道によると、この協力覚書は両国の情報通信部門市場の技術的発展・拡大の実現も目的としている。
報道によると、ジェッダで行われたサウジ・南アフリカ投資フォーラムの際に、サウジアラビアのアブドゥラー・アメル・アルスワハ通信情報技術相と南アフリカのフィキル・ムバルラ運輸相が覚書に署名した。
この協定の一環として、両国は教育、健康、電子政府、観光、スマートシティ、固定・無線ブロードバンド、IPネットワークとデータセンター、インターネットアプリケーション、衛星通信を含む無線サービスなどの多数の分野で協力を行うことになる。
覚書は、情報通信技術インフラ、デジタル通信、エマージング技術における共同投資プロジェクトを促進するための研究・調査などのいくつかのテーマでも協力するとしている。
また、人工知能、モノのインターネット、クラウドコンピューティング、デジタル政府などの分野におけるデジタル経済政策、研究開発、技術革新、協力を共同で推進していく。
フォーラムの際、サウジアラビアと南アフリカは、投資部門の発展の促進を目的とした政府および民間部門に関する11の協定や了解覚書にも署名した。
これらの協定はエネルギー、水、グリーン水素、廃棄物転換、物流、航空測量サービスなどの分野におよんでいる。
フォーラムの際、サウジアラビアのハーリド・アル・ファーリハ投資相は、G20加盟国の中でサウジアラビアが最も速い経済成長を遂げていると述べた。
同国は三大陸をつなぐとともに、世界の貿易輸送の約15%が通過する紅海沿いに1200キロメートルにわたる海岸線を有するという戦略的位置に恵まれている。
また、サウジと南アフリカの貿易は継続的に成長していることにも言及した。
貿易額は2019年の46億ドルから2021年には約48億ドルに増加しており、2022年には53億ドルを超える見込みだ。