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サウジアラビアが2023年の5か月間で日本の総原油輸入量の40%を供給

日本は直近の5月に約7,600万バレルの原油を輸入し、そのうち97%(7,368万バレル)はGCC諸国から輸入された。(Shutterstock)
日本は直近の5月に約7,600万バレルの原油を輸入し、そのうち97%(7,368万バレル)はGCC諸国から輸入された。(Shutterstock)
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16 Jul 2023 02:07:21 GMT9
16 Jul 2023 02:07:21 GMT9
  • 供給国のトップはサウジアラビア、次いでアラブ首長国連邦
  • アラブの石油が日本経済の歯車を回す原動力となっている

アラブニュースジャパン

東京:日本は今年最初の5か月間で、サウジアラビアから約1億6,200万バレルの原油を輸入したことが、経済産業省資源エネルギー庁のデータで分かった。

この数字は、日本が同期間で輸入した総原油量の40.68%に当たる。

1月にサウジアラビアから輸入した原油は3,716万バレル(全体の43.9%)、2月は3,316万バレル(同43.4%) 、3月は3,283万バレル(同42.2%)、4月は3,045万バレル(同35.3%)、5月は2,936万バレル(同38.6%)だった。

その5か月間で日本は、総原油輸入量の38.38%に相当する1億5,537万バレルをアラブ首長国連邦から輸入した。

同じ期間、経済産業省が中東に分類している国々から日本が輸入した原油の総量は、全体の96.26%に当たる4億3,155万バレルだった。しかし、日本は欧米の経済制裁と歩調を合わせて、イラン産の原油をボイコットしている。従って、経済産業省が作成した日本の原油輸入先リストに含まれる中東諸国には、サウジアラビア、アラブ首長国連邦、カタール、クウェート、バーレーン、オマーンなどのアラブ諸国のみが記載されており、その他少量がアルジェリアから供給されている。

日本は直近の5月に約7,600万バレルの原油を輸入し、そのうち97%(7,368万バレル)はGCC諸国から輸入された。

経済産業省によると、5月に日本の原油輸入先でトップとなったのは、約3,300万バレルを供給したアラブ首長国連邦で、総輸入量の43.4%を占めた。

5月の輸入統計が示しているのは、日本が経済の歯車を回し続けるためにアラブの石油に依存しているということだ。日本政府は、イランとロシアから原油の輸入を禁止する措置を5月も継続した。

この統計は、5月に日本の精製施設、タンク、港湾の倉庫に到着した原油の量を基にしている。日本は原油を利用して、エネルギー需要の約3分の1をまかなっている。

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