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イラン、IAEAの査察を「非専門的」と一蹴

米国とその同盟国はイラン対し、IAEAに回答するよう圧力をかけ続けている。 (シャッターストック)
米国とその同盟国はイラン対し、IAEAに回答するよう圧力をかけ続けている。 (シャッターストック)
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17 Sep 2021 04:09:23 GMT9
17 Sep 2021 04:09:23 GMT9

ウィーン: イランが申告していない昔の敷地で発見されたウラン粒子の出処を巡る対立の解決を目的とするIAEAとの協議を目前に控えたイランは、16日、イランの核開発を監視するIAEAの査察について「非専門的」かつ「公正を欠いている」と一蹴した。

見つかったウラン粒子は、イランがかつて異なる3つの場所で未申告の核物質を保有していたことを示唆することから、この問題はイラン政府と国際原子力機関(IAEA)の双方にとって頭痛のタネとなっている。しかしながら、IAEAは、そのウラン粒子がそこにあったいきさつや、その後の行方について納得のゆく回答をイラン側からまだ得ていない。

イランのカゼム・ガリババディIAEA担当大使は、IAEA加盟国35ヶ国による理事会での声明で、「その報告書におけるIAEAの声明は、全くもって非専門的、幻想的かつ公正を欠いている」と述べた。

ガリババディ大使は、先週のIAEA報告書に言及し、全く進展が見られないことは、イラン政府が言っているとおり、イランの核開発プログラムは全面的に平和的なものであると判断するIAEAの能力に深刻な影響を及ぼしていると述べた。

米国とその同盟国はイラン対し、IAEAに回答するよう圧力をかけ続けていることから、この問題の解決が失敗すれば、米国とイランを2015年の核合意に再び取り込むことを目的とした交渉再開の努力が複雑化することになる。

ロイター

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