
東京:11月1日(火)、ソニーは、音楽と映画に対する健全な需要により9 月までの四半期の利益が 24% 増加したと発表した。
これによりこの日本のエンターテイメント・エレクトロニクスの大手企業は年間売上高と利益についての見通しを上方修正した。
東京に本拠を置くソニーの7〜9月の利益は合計2,640億円(18億ドル)となり、前年実績の2,130億円から増加した。
パンデミックの間は、家に篭った人々がゲームをしたり映画を見たりするようになり、エンターテインメント企業は好業績を上げる傾向があった。
ソニーはTVゲームPlayStatioのコンソールを製造しており、オンラインゲームも提供している。
ソニーは、4月〜翌 3 月の会計年度の第 2 四半期に330 万台の PlayStation 5 を出荷した。
ソニーのゲーム事業の四半期売上高は増加したが、コスト上昇により利益は減少した。
ソニーは同四半期にアメリカのTVゲーム開発会社バンジーを買収している。
音楽に関しては、ビヨンセの『ルネッサンス』や、ハリー・スタイルズの『ハリーズ・ハウス』などを含むベストセラー作品が生まれた。
また同社の映画の中では、ブラッド・ピット主演の『ブレット・トレイン』が全世界で2億3,300万ドルを稼いだ。
ビデオカメラやヘッドフォンも製造するソニーは、イメージング・センサー事業で四半期の売上高と利益を伸ばした。
ソニーは、2023 年 3 月に終了する会計年度の売上見通しを、以前の見通し11.5 兆円 (780 億ドル) から 11.6 兆円 (790 億ドル) に上方修正した。
ソニーの前年度の売上高合計は9.9兆円だ。
ソニーはまた、会計年度の利益見通しも以前の 8,000 億円 (54 億ドル) から 8,400 億円 (57 億ドル) に引き上げた。
なお、これは昨年の8,820億円を下回る数字だ。
ソニーは日本の一流ブランドの一角で、携帯音楽プレーヤー「ウォークマン」を世界に送り出した企業だ。しかし、日本が第二次世界大戦の灰の中から国を再建していた1940 年代の同社の創業ははささやかなものだった。
ここ数十年、ソニーのエレクトロニクス部門はアジアの安い競合他社との激しい競争に直面してきた。
その例として、かつてソニーの業績の柱だったテレビの販売は減少している。
AP