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国境での争いが激化するなか、ヒズボラとイスラエルがミサイルの応酬

レバノン南部のビント・ジュベイルで建物の瓦礫を調べる男性たち。(AFP)
レバノン南部のビント・ジュベイルで建物の瓦礫を調べる男性たち。(AFP)
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30 Dec 2023 07:12:06 GMT9
30 Dec 2023 07:12:06 GMT9
  • ヒズボラは、イスラエルが監視カメラをハッキングして戦闘員を狙ったと非難している

ナジャ・フーサリ

ベイルート:金曜日、イスラエル北部とレバノンが接する不安定な国境沿いで、イスラエル軍とヒズボラ軍との戦闘が続いた。

ヒズボラはこれまでに120人以上の戦闘員を失い、イスラエル軍は数十人の死傷者を報告している。
イスラエルは、レバノン南部からロケット弾が発射されたとの報告後、軍が同地域にあるヒズボラのインフラを攻撃する一方、イスラエルの無人機がヤルン郊外で誘導ミサイルを発射したと発表した。

ヒズボラはここ数日、上部ガリラヤにあるイスラエル人最大の入植地キリヤット・シュモナへの砲撃を強化している。

ヒズボラはさらに、「ドヴィブ農地でスパイ機器を運ぶクレーン」ほか、ハダブ・ヤルンで2発、ザリット兵舎の軍事施設でもう1発の攻撃が命中したと発表した。

イスラエル軍はアイタ・アル・シャーブに隣接する陣地からブスタン郊外に向けて重機関銃による射撃を命じた。また、ナコウラ付近で砲撃と2度の奇襲を行った。

イスラエル軍の戦闘機や無人機もアイタルーンとラムヤ近くの地域を爆撃し、それらの場所では砲撃により道路が閉鎖された。

木曜日、ヒズボラは、イスラエルがレバノン南部の住宅や店舗近くの監視カメラをハッキングして、その映像を使って戦闘員を狙っていると非難した。

今月初め、イスラエルはレバノン南部の住民に対し、ヒズボラのメンバーが近くに「隠れている」と警告するビラを散布し、家から逃げるよう促した。

ヒズボラは声明で、イスラエルが「最近、インターネットに接続されている、最前線の村にある住宅、店舗、施設の前に設置された民間のカメラをハッキングした」と述べ、市民にカメラをオフラインにするよう呼び掛けた。

その主張を裏付けるために、住宅の外に設置され、道路に向けられたカメラが、国境の町を通過する車を捉えた数分後に、その車が標的にされた様子を示す映像が公開された。

ヒズボラ軍メディアは、イスラエルが「レバノン・パレスチナ国境沿いにあるほとんどのカメラと機器を標的にした『レジスタンスの作戦』を受けて、レジスタンス戦士の動きを監視し標的にする能力を著しく失った」と述べた。

最初の交戦開始から、ヒズボラはブルーライン沿いのイスラエル軍前哨基地の監視カメラとセンサーを標的にしている。

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