アラブニュース・ジャパン

ドバイ：ソニー・ミュージックエンタテインメント（SME）の一部門であるソニー・ミュージックマスターワークスは、ドバイに拠点を置く汎地域的なコンサートプロモーション、タレントマネジメント、イベント・制作会社であるMAC Globalへの新たな過半数の投資を発表した。

2014年にロブ・マッキントッシュ氏とダニエル・ゴールドバーグ氏によって設立されたMAC Globalは、中東のライブミュージックおよびライブエンターテイメント業界のリーダーとして認知されており、エド・シーラン、マイケル・ブーブレ、ドレイク、シーアなど国際的な大物のツアー公演をこの地域に招いたことで知られている。MAC Globalは、ドバイオペラ、サウジアラムコ、アル・ダナ・アンフィシアター、コカ・コーラ・アリーナなどのクライアントと共に、アラブ首長国連邦、オマーン、バーレーン、カタール、インド、サウジアラビアの各地で最も名高い会場のコンサートをプロデュースしている。

同社における日々の業務は引き続きマッキントッシュ氏とゴールドバーグ氏が主導する一方で、ソニー・ミュージックマスターワークスの社長であるマーク・カヴェル氏、ビジネス開発担当のマスターワークス上級副社長ジョシュ・ラーマン氏、およびSenblaのマネージングディレクターであるオリー・ローゼンブラット氏と緊密に連携する。

この契約により、ソニー・ミュージックマスターワークスは世界中でライブ音楽やイベントプロデュースでの存在感をさらに強めている。MAC Globalチームとマスターワークスチームの人材を結集することで、中東地域全体の観衆に新たなシナジー効果を体験する機会を創出する。MAC Globalの権限も、コメディ、スポーツ、バーチャルイベント、オーケストライベント、没入型映像体験などにまで拡大される。

11月2日のこの発表と同時に、MAC Globalの新しいコンサートシーズンが始まった。ジョージ・エズラとEDM界のレジェンドであるティエストによる2つのショーはすでに成功裏に完売しており、ルイス・キャパルディは今後数週間以内にドバイとバーレーンの両方で公演を行う予定である。

カヴェル氏は次のように述べた。「私たちは、ロブ、ダン、そしてMAC Globalチームと協力して、中東と北アフリカに最高のライブエンターテイメントを提供できることを大変楽しみにしています。MENA地域での他に類を見ない経験と、ソニー・ミュージックの豊富な専門知識、リソース、ライブエンターテインメントのプロパティにおける幅広いポートフォリオを組み合わせれば、ツアーを行うアーティスト、プロダクション、また観衆に対してもさらに大きな利益をもたらすでしょう」

マッキントッシュ氏とゴールドバーグ氏は次のように語った。「長年にわたってMAC Globalブランドを確立し、中東におけるライブミュージック業界の最前線での地位を確保してきた私たちは、ソニー・ミュージックマスターワークスのファミリーに加わることで、当社を新たなレベルの発展と成長に導いていけることを大変うれしく思います。私たちは、マーク・カヴェル氏とより幅広いマスターワークスチームと協力して、エンターテインメント界の大物をMENA地域内外に招くという私たちの核となるビジョンに沿いつつ、新しいイベントの知的財産を開発できることを非常に楽しみにしています」

MAC Globalとの関係は、ソニー・ミュージックマスターワークの多面的な世界的エンターテイメントビジネスとしての成長を促進する、一連の戦略的パートナーシップと契約において最新のものとなる。最近の投資先には、英国を拠点とするオープンエア、ポップアップ、ドライブインシネマ体験のプロデューサーであるThe Luna Cinema、演劇制作会社のSeaview、アーティストのマネジメント・制作会社であるTerrapin Station Entertainment、予約代理店のRoadCo Entertainment、体験型シネマイベントプロデューサーのBackyard Cinema、オランダ拠点のイベント代理店およびプロモーターのGEA Live、英国拠点のコンサートプロモーション・制作会社であるSenbla、音楽、ダンス、クリスマスライト・トレイルのプロモーターであるRaymond Gubbay Ltd.（RGL）などがある。