アラブニュース・ジャパン
東京:日本の林芳正外相は金曜日に行われた会見で、急速に円安・ドル高が進む中でも、日本が実施している海外開発援助(ODA)への影響はないとの見解を示した。
林氏はアラブニュース・ジャパンの質問に対し、「ODAの事業費が、円安や物価高の影響を受けている状況を踏まえ、先日閣議決定された補正予算案においても、影響を受けている実施中の ODA 案件に対する追加予算を計上するなど、対応を行ってきている」と述べた。
「今回の補正予算案では、ウクライナ支援やアジア、中東、アフリカ等の途上国への支援を含め、前年度比でドルベースでも大幅増となるODA予算を計上している」
林氏は、ODAは日本の外交の重要な政策ツールであり、今年の骨太の方針においても拡充する方針が示されているとした上で、「円安が進む中でもODA を目減りさせることなく、しっかりと拡充し、外交的取り組みが強化できるよう、引き続き必要な予算の確保に取り組んで参りたい」と述べた。