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ソフトバンクは四半期での黒字を回復したが、ビジョン・ファンドのさらなる痛みを明らかにした

日本のソフトバンクグループは3四半期ぶりの黒字となる四半期の決算報告を行った。(AFP)
日本のソフトバンクグループは3四半期ぶりの黒字となる四半期の決算報告を行った。(AFP)
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11 Nov 2022 11:11:17 GMT9
11 Nov 2022 11:11:17 GMT9

日本のソフトバンクグループは、3四半期ぶりの黒字となる四半期の業績発表をした。同社の大規模なビジョン・ファンドが更に大きな四半期損失を出計上する一方、中国のアリババ株の一部売却に支えられた形だ。

多方面に拡張するビジョン・ファンドは新興企業への大きな投資でハイテク界をひっくり返してきたが、問題を抱えた暗号通貨取引所 FTX への投資もゼロに減額する。ソフトバンクに近い情報筋はこう述べ、またそれらが1 億ドル未満になったと付け加えた。

FTXでの複雑な問題は、ビジョン・ファンドが最近直面している困難を示している。ここ数四半期で世界的なハイテク株の暴落により打撃を受け、それによりソフトバンクのCEO孫正義氏は新たな投資の大幅縮小を余儀なくされた。

旗艦ユニットであるビジョン・ファンドの投資損失は、ポートフォリオの価値が下落し続ける中、9月30日までの3ケ月で1兆3,800億円(97億5,000万ドル)となった。

孫氏は決算説明会で、「当面の間」は決算説明会での登壇は控え、今回が最後になるだろうと語り、健康上の問題はないと付け加えた。ソフトバンクそのものは孫氏の代名詞であり、孫氏は中国のハイテク企業からWeWorkのような新興企業に至るまで、あらゆるものに大胆な投資をしながら,他の日本企業とは全く違う道を歩んできた。

ソフトバンク自体の7〜9 月第 2 四半期の純利益は 3 兆 3,000 億円に達した。第1四半期には、グループは3.16兆円の損失を計上している。

第 1 四半期の巨額損失を明らかにした数日後、ソフトバンクは、前払い済みの先渡売買契約を決済することによりアリババグループ・ホールディングスの株式を約24% から約15% に削減し、第 2 四半期に推定4.6兆円の利益を計上すると発表した。

直近の四半期には、アメリカの不動産ブローカー Compassやインドネシア最大のハイテク企業 GoTo の株式を含むソフトバンクの上場企業投資の一部の価値が下落したが、一方で韓国の eコマース企業 Coupangなどは価値が向上した。

ロイター

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