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そごう・西武を来年2月売却=米ファンド・ヨドバシに、譲渡額2000億円超―セブン&アイ

(Reuters)
(Reuters)
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12 Nov 2022 01:11:36 GMT9
12 Nov 2022 01:11:36 GMT9

セブン&アイ・ホールディングスは11日、百貨店子会社「そごう・西武」を来年2月1日に米投資ファンドのフォートレス・インベストメント・グループ(FIG)に売却すると発表した。譲渡額は2000億円超となる見通し。FIGはヨドバシホールディングス(東京)と連携しており、一部の百貨店に家電量販店「ヨドバシカメラ」が出店する。

最終的な売却額は、企業価値を2500億円とした上で、そごう・西武の負債額などを勘案して確定させる。売却するのは、そごう・西武に加え、同社子会社の八ケ岳高原ロッジ(長野県)など。雑貨店「ロフト」はセブン&アイに残る。 

FIGは買収後、ヨドバシとともに、そごう・西武の売り場改革や収益改善に取り組む。ヨドバシの出店先は、西武池袋本店(東京都豊島区)、そごう千葉店(千葉市)などが候補とみられる。

ヨドバシは11日夜、「そごう・西武と連携した新たな店舗の出店などにより価値ある店づくりに努める。具体的な内容は詳細が決まり次第発表する」とのコメントを公表した。

セブン&アイは、大株主の海外ファンドからコンビニエンスストア事業以外の切り離しを迫られていた。今年に入って、そごう・西武の売却先選定を開始。今年春までにめどを付ける予定だったが、条件交渉が長引いていた。

セブン&アイは2006年、百貨店運営のミレニアムリテイリングを買収し、09年に「そごう・西武」として発足させた。当初はグループ企業との相乗効果を期待したが、22年2月期まで3期連続で赤字となるなど、もくろみは外れた。

今後は、主力のコンビニ事業に経営資源を集中させる。そごう・西武と同様に不採算部門と指摘された総合スーパー、イトーヨーカ堂の扱いが次の焦点となる。

時事通信

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