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信越化、半導体素材の先進工場=830億円で群馬に、56年ぶり拠点

半導体素材メーカーを巡っては、海外勢に対抗するため、官民ファンドの産業革新投資機構(JIC)が今月16日を期限にJSRへのTOB(株式公開買い付け)を実施している。(AFP)
半導体素材メーカーを巡っては、海外勢に対抗するため、官民ファンドの産業革新投資機構(JIC)が今月16日を期限にJSRへのTOB(株式公開買い付け)を実施している。(AFP)
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09 Apr 2024 06:04:32 GMT9
09 Apr 2024 06:04:32 GMT9

信越化学工業は9日、半導体素材の新工場を群馬県伊勢崎市に建設すると発表した。生成AI(人工知能)向け最先端半導体にも使われる「EUVレジスト」を含め、半導体の回路形成に不可欠なフォトレジスト(感光材)などを生産する。投資額は約15万平方メートルの用地取得を含め、約830億円。2026年までに完成予定で、同社の国内拠点新設は1970年以来、56年ぶり。

新工場は半導体材料製造の先進拠点と位置付け、将来は研究開発も行う計画。同社は現在、フォトレジストや関連製品を日本海側の新潟、福井両県と台湾の各工場で生産しており、リスク分散の観点からも群馬県内での工場新設を決めた。 

半導体素材は日本メーカーが強みを持つ分野で、信越化学はフォトレジストのほか、半導体基板に使われるシリコンウエハーでも世界トップクラスのシェアを持つ。ただ、半導体に関連する各国メーカーとの開発競争が激化。サプライチェーン(供給網)の強化は経済安全保障を確保する上でも喫緊の課題となっている。

半導体素材メーカーを巡っては、海外勢に対抗するため、官民ファンドの産業革新投資機構(JIC)が今月16日を期限にJSRへのTOB(株式公開買い付け)を実施している。

JIJI Press

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