
ダイアナ・ファラー
ドバイ: 日本の外務省が木曜日、2022年の国際女性会議(WAW! 2022) を12月3日に日本で開催するとオンライン記者会見で発表した。
記者会見では、女性参画推進室(外務省)室長の古本建彦氏、人事戦略特別顧問(SAPジャパン株式会社)のアキレス美知子氏が今年のWAWイベントの目標とビジョンについて語った。
古本氏によると、本イベントの主題は「新しい資本主義に向けたジェンダー主流化をめざすWAW! 」。
COVID-19の長期に渡る影響やウクライナの現状は、経済的・社会的な不安定さを増大させており、グローバル社会におけるジェンダー不平等がより浮き彫りになっていると古本氏は説明する。
WAW! 2022ではアイスランド大統領のグズニ・ソーラシウス・ヨーハンネッソン氏、UNウィメンの常任理事シマ・サミ・バホス氏らを登壇者に迎える予定。
本会議では、新しい資本主義の形に関連した10のセッションが行われ、様々な政策にジェンダー視点が盛り込まれていくだろう。また、若者世代と地方に焦点を当てる2つの特別セッションがあり、次世代の人々が男女平等の議論へ参加することを奨励していく。
2023年には日本がG7の議長国を務める予定であり、日本はWAW! 2022の成果を活用して、国際的なレベルでジェンダー主流化の議論に取り組んでいきたいと古本氏はいう。
SAP ジャパンの人事戦略特別顧問であるアキレス氏は、日本における女性のリーダーシップとエンパワーメントを促進するための課題および機会について、オンライン記者会見で語った。
同氏の説明によると、女性の就業者数は2012年以降の9年間で約340万人増加しており、その見通しは明るい。
また、部長、取締役、課長職の女性の割合も着実に増えてきているという。
アキレス氏によると、女性取締役は2012年以降で4.8倍に増加している。
2022年の男女平等と女性のエンパワーメントに関する基本方針は、次の4つを柱としている。
WAW! 2022は三年ぶりに東京の三田共用会議所で開催予定。