
東京:独立行政法人 石油天然ガス・金属鉱物資源機構 (JOGMC) は、22日、サウジアラムコとの沖縄本島での原油貯蔵契約をさらに3年間更新したと、発表した。
「この契約では、JOGMCが、本州の南西に位置する沖縄本島の国が保有する原油備蓄タンク13基をサウジアラビアの国営石油会社であるアラムコに貸し出し、今後3年間、約130万キロリットルの原油の貯蔵を可能にするものである」と、JOGMCは声明で述べた。
一方、日本はサウジアラムコに無料で貯蔵スペースを提供することにより、緊急時に貯蔵された原油を優先的に購入できることになっている。
この原油タンク貸与契約は、2010年から行われており、3年ごとに更新されている。
プレスリリースによると、アラムコにとって、需要が増え続けているアジアに位置する沖縄は供給拠点となっており、アラムコはこの顧客のニーズに応えるべく原油を提供できるようになることを目指している。
JOGMCとアラムコは一層の協力関係を構築し、日本のエネルギー安全保障と関連地域へのさらなる安定供給に寄与することを目指すと、付け加えた。
ロイター