
アラブニュース
リヤド:サウジアラビアの公共投資ファンドのポートフォリオにディルイーヤ・プロジェクトが加わることを、同国のムハンマド・ビン・サルマン皇太子が9日に発表した。
この発表により、ディルイーヤは政府系ファンドのポートフォリオにおける5番目の大規模プロジェクトとなった。
サウジアラビアの皇太子の発表を引用して国営サウジ通信(SPA)が伝えたところによると、ユネスコの世界遺産であるディルイーヤの開発は、これまでディルイーヤゲート開発公社が担当していたが、今後もその監督を継続するとのことだ。
ディルイーヤの泥レンガの壁の中には、かつて文化や商業の中心地として繁栄した砂漠の都市があった。
大規模プロジェクトは、新分野の立ち上げ、官民連携の推進、投資と雇用機会の拡大など、サウジアラビア経済の多様化を目指すPIFの全体戦略の重要な柱となっている。
この500億ドルの大規模プロジェクトは、伝統的なナジディ建築様式で建てられた世界有数の豪華なレストランやホテル、そして保護区や文化施設を備えている。
リヤド郊外に位置するディルイーヤは、ワディ・ハニファのほとりのオアシスに沿って湾曲しており、泥レンガの壁の中には、かつて文化や商業の中心地として繁栄していた砂漠の都市があった。
有名な城塞があるアトゥライフ地区は、もともと王国のアル・サウド家の権力の中枢を担っていた場所である。1727年には国の首都となり、後の統一サウジアラビアの礎を築いた。
ユネスコの世界遺産に登録されているディルイーヤの開発は、これまでディルイーヤゲート開発公社が担当していたが、今後もその監督を継続すると、国営サウジ通信(SPA)はサウジアラビア皇太子の発表を引用して述べた。