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サウジ皇太子、新基金EIFを設立

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17 Jan 2023 10:01:55 GMT9
17 Jan 2023 10:01:55 GMT9

アラブニュース

リヤド:サウジアラビアのムハンマド・ビン・サルマン皇太子は国内の文化・観光・エンターテインメント・スポーツの各セクターにおける持続可能なインフラ開発を目指す基金、EIFの設立を発表した。サウジ国営通信(SPA)が伝えた。

SPAによると、イベンツ・インベストメント・ファンド(EIF)は地元産業の振興と海外投資の誘致のための戦略的パートナーシップの創出を狙いとしている。2030年までに35以上の場所で開発の企画・資金調達・監督を行う予定である。

EIFは2045年までに、海外からの直接投資の増加によりサウジアラビアのGDPに280億サウジリヤル(74億5,000万ドル)相当の貢献をすることに焦点を当てている。

またEIFは官民の協力関係を強化し、投資を呼び込みやすい環境を確保するとともに就業機会を増加させることも中心課題としている。

EIF設立の狙いは、サウジアラビアを文化・観光・エンターテインメント・スポーツ分野における世界の一大中心に位置づけることである。室内競技場、アートギャラリー、劇場、会議センター、競馬場、カーレース場その他の世界一流で持続可能な設備の開発を目指している。SPAによると、2023年までに最初の資産を生むことを目標としている。

EIFは環境・社会・統治面で最高レベルの基準を掲げている。2030年までに観光セクターのGDPに対する年間の貢献額を10%以上増やすことを目指し、また同じく2030年までに1億人以上の観光客を誘致して世界有数の観光客訪問数を達成し、サウジアラビアを世界に名だたる観光立国とするという目標を支える。

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