
アラブニュース
ドバイ:ドバイ道路交通局は、2027年までにドバイのすべてのタクシーを環境に優しい車両にする計画を承認した。
エミレーツ通信は6日、5カ年計画の下でタクシー全車両をハイブリッド電気自動車と水素自動車へ完全に切り替えると報じた。
これは、2050年までに公共交通機関の二酸化炭素排出量をゼロにするというドバイ当局の目標に沿ったものである。道路交通局はすでに、ドバイのタクシーの72%をハイブリッド車に切り替えている。
「道路交通局が2008年に試験的に開始した環境に優しい車両に関する実験結果により、二酸化炭素排出量、燃料消費量、メンテナンスコストのいずれも削減できる上、騒音レベルも下がるなど、環境面でのメリットが確かめられました」と、同局のマッター・アル・タイヤー局長が述べた。
「ハイブリッド車は、従来の車両と比べて寿命が長く、長期的にみてコストも下げることができます。そして購入価格や維持費、燃料費、保険料、その他関連コストも低く抑えることができて、従来の車両の約半分になる可能性があります」
エミレーツ通信によると、ドバイのタクシー車両の半分を環境に優しい車両に切り替えるという、5カ年計画の初期段階で、二酸化炭素排出量を年間最大42万トン削減することに成功したという。