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在ジェッダ日本国総領事館は2月8日、ジェッダ商工会議所（JCCI）および一般財団法人・中東協力センター（JCCME）と共同で、スマートスペースとスマートシティに関するセミナー「明日の都市のための新しいビジョン」を開催した。

ジェッダ商工会議所（JCCI）で開催された本セミナーには、ジェッダ市職員、サウジアラビア政府職員、総領事、ビジネスマン、サウジ企業の代表、学者、メディア関係者、大学教授、および関心を持つ人々が参加した。

日立製作所中東支社の人工知能（AI）・イノベーション責任者であるアニケット・パタンゲ氏と日立エナジーのグリッドオートメーション営業責任者のアーメド・アブバシャ氏がそれぞれ講演し、スマートシティがいかに安全・安心を向上し、地方自治体による行政サービスを効率化し、住民の生活の質の向上を促進するかを説明し、さらに環境に優しい材料を使うことでカーボンニュートラル達成に向けたガス排出量削減に大きな役割を担うことを語った。講演後は、両講演者と聴衆との間で活発な質疑応答が行われた。

ジェッダ商工会議所（JCCI）の都市開発評議会議長であるモアマル・アル・アタウィ氏は開会の辞で、聴衆を歓迎し、JCCIと在ジェッダ日本国総領事館の協力関係を賞賛し、同総領事館および中東協力センター（JCCME）との恒久的かつ継続的な協力に対するJCCIの熱意を強調した。また、スマートシティ技術における日本の経験を称賛した。

JCCMEサウジアラビア事務所総代表の武藤弘次氏は、2005年にJCCI会議所内にJCCME事務所を開設して以来、JCCIとJCCMEは歴史的な関係にあることに言及し、新たなパートナーシップを構築するためにJCCMEがあらゆる支援を提供する用意があることを確認した。

在ジェッダ日本国総領事の新村出氏は歓迎の挨拶で、ジェッダは巨大な開発の動きを目の当たりにしており、「日・サウジ・ビジョン2030」の枠組みの中で行われる本セミナーは、政府関係者やサウジアラビアの官民、若いエンジニア、学生、その他の関心を持つ人々が、日本の最新技術について学ぶ良い機会になる、と述べた。また、セミナーが友好国である両国の官民双方の新たな協力関係の構築に寄与し、サウジアラビアがそのリーダーシップのもとでさらなる繁栄と発展を遂げることを願うとも述べた。