シャムス・エル・ムタワリ

ドバイ: クラウドキッチン・ビジネスのKaykrooは、ドバイでユニークな日本のストリートフードを体験できる「Susuru」を展開している。このデリバリー型レストランは、様々な和食を提供している。

このレストランは、ドバイにおける日本のストリートフードのホットスポットになるという非常に具体的な目標を掲げ、2020年10月に開業した。

「日本は世界的な食の都として食通たちに知られています。東京だけでも約5万軒のラーメン店があるように、日本ではラーメンは最高の人気料理となっています。ラーメンは人気があり、価格も安く、誰もが好きな料理で、それぞれお気に入りの麺料理があります。私たちはこの体験をドバイのコミュニティに届けたいと思いました」と、Kaykroo社のマーケティング責任者であるダリア エイット氏はアラブニュースジャパンに語った。

メニューの中でも人気があるのは、チキンカツカレー、讃岐うどん、チキンラーメン、抹茶などだが、それだけではない。

エイット氏は、これらの料理がクラウドキッチンでどのように調理されているかを説明する。「湯気のあがるお椀、あつあつの麺、そしてラーメン。香ばしい香りが空間を満たします。それらが一体となって、魂のこもった高品質でおいしい様々な日本料理を手頃な価格で作り上げることができます。音を立てて啜りたくなる麺、ソース、トッピングなど、どれもが美味しくて、毎回食べるごとに『うまい！』と言ってしまいます」と氏は述べた。

Susuruを運営するKaykrooのチームは、このブランドがクールでトレンディであることを誇りに思っており、中東で日本の味を楽しみたいと人たちにアピールしている。

Susuruのコンセプトは、日本の有名な屋台街に影響を受けている。素早く、簡単で、おいしい料理を提供しており、屋台街には「若くて、流行に敏感で、テクノロジーに精通した人々が集まり、楽しい時間を過ごしています。私たちは、このような雰囲気をお客様にお届けし、ブランドストーリーに加わっていただきたいと思います」とエイット氏は述べた。

Susuruは実店舗を持たないが、その代わりに、ブランドは最新の日本食のトレンドに基づいてメニューを改良したり、最近ではPS5とのコラボレーションなどを行ったりしている。

アラブニュースジャパンの取材に対し、ソーシャルメディア・スペシャリストのユニス ファズレイ ファルーク氏は、「コラボレーションの一環として、お客様に自分だけの中華なべを作っていただき、その映像をソーシャルメディアでシェアしていただくことで、PS5が当たるチャンスを設けました。PS5を選んだのは、ゲームが日本文化において不可欠であることを強調するためであり、またゲーマー、アニメ愛好家、そして若年層にもアピールできるからです」と語った。

Kaykrooは19のブランドを展開しており、最近ではサウジアラビアで事業を開始し、年内にさらに3つのクラウドキッチンをオープンする予定だ。

「サウジアラビアはたいへん有望で、未来はとても明るいです。サウジアラビアでは、食品ブランドや新しいレストランへの需要が高く、またサウジアラビアの人々は新しい食べ物を体験することを好むためです。私たちはそのような体験を提供するためにここにいます」とエイット氏は語った。

Kaykrooは、20のクラウドキッチンを運営することで評判を確立しており、今後も事業を拡大していくとともに、消費者のニーズに合わせてメニューを調整し続け、アラブ首長国連邦最大のバーチャルレストランのマーケットプレイスとしての役割をさらに強化していく予定だ。