
鈴木俊一財務相は18日、同省内でドイツのリントナー財務相と会談し、不安定な金融市場の動向を注視し、連携していくことで一致した。鈴木氏は冒頭、「世界経済にはさまざまな課題があり、新しい課題もここ数日で発生している」と指摘した。米シリコンバレー銀行の経営破綻やスイス金融大手クレディ・スイスの信用不安などで、金融市場の動揺が続いている。
会談では、ウクライナ支援のほか、ロシアに対する経済制裁の実効性を強化することでも連携を確認した。
日独両政府は同日、首脳や閣僚が経済安全保障などの重要課題について話し合う政府間協議を初開催。両財務相は協議に先立って会談した。
西村康稔経済産業相も、来日中のハーベック経済・気候保護相と会談。経済安全保障の確立に向け、鉱物資源のサプライチェーン(供給網)強化へ連携することで一致した。
時事通信