
リヤド:国内で電気自動車(EV)の普及を目指すサウジアラビアの運輸部門が立ち会い、自動車会社がレンタカー会社にEVを提供することに合意する3つの協定が締結された。
サウジ公共交通局(PTA)は、車両分野でのクリーンエネルギーの増加、二酸化炭素排出量の削減、環境保護の促進を目的として、3つの調印すべてを主催した。
1つ目の協定はナギ・モーターズ社とアル・モフタ・カーレンタル社の間で締結されたもので、1年以内にアル・モフタ社に100台のEVを供給することを合意したものである。
2つ目は、アルマジドゥーイー・モーターズ社とバジェット・レンタカー社との間で、バジェット社に電気自動車を供給することを合意したもの。3つ目は、アルマジドゥーイー社がイエロ・レンタカー社にEV(台数非公開)供給を合意するものである。
PTAは、従来型車両をEVに置き換えることで、レンタカー部門の発展を支援し、サービスの品質と効率のレベルに大きく貢献する環境に優しい車両への依存を示すことを目指している。
この協定はまた、サウジアラビアの道路を走るゼロカーボン輸送車両の割合を従来型車両総数の45%まで引き上げることを目指す「国家運輸・物流戦略」の目標達成にも合致している。
今回の協定締結は、サウジアラビアの都市における生活の質を向上するために、クリーンエネルギーに依存した効率的で質の高い輸送の最新の手段や様式を採用するPTAの取り組みとも合致している。
サウジアラビアの公共交通機関にEVを導入するというPTAの取り組みは、この分野全体の発展に大きな役割を果たすものである。
PTAは昨年2月、ジェッダの公共交通サービスでサウジアラビア初となる電動バスの運行を始めた。このバスは、プリンス・サウド・アルファイサル通りを経由し、マディーナ通りを通過してアル・カリディヤとアル・バラッドを結ぶA7ルートで運行されており、アル・カリディヤ、アル・ローダ、アル・アンダルス、アル・ルワイス、アル・バグダディヤの近隣地域の人々に利用されている。
PTAは、今年一年を通じて、国内全土の中規模都市の公共交通サービスで、より多くのEVを導入することを目指している。