
コロナウイルスによる打撃を受けた上海市場の回復を受け、東京株式市場は、続伸して取引終了した。投資家らは安堵のため息をついた。
日経平均は22,084.59円(112.65 0.49%)高の225円、TOPIXは11.58円(0.69%)高の1,684.24円だった。
岩井コスモ証券の仲買人、堀内敏一氏は、「上海株が反発したことに安心し、東京の投資家たちは買い戻しに動けるようになった」と言う。
堀内氏はAFP通信に対し、「まだ予断が許される状況ではないが、少なくとも今日は売り圧力が和らいだ」と語った。
アジア市場における午後のドル取引では108.83円、ニューヨーク市場では108.68円で取引終了した。
東京市場では、パナソニックがコロナウイルスの感染拡大があったにもかかわらず、通期業績予想を据え置いたことから、10.04%高の1,183.5円となった。
トヨタは最近の急落を受けた押し目買いで、0.77%高の7,639円となった。
ソニーは0.03%減の7,700円だった。取引終了直後、同社は利益と売上高が12月までの9か月間減少したものの、年間予測を上方修正する発表を行った。
中国関連株は、建設機械メーカーの小松が1.17%安の2,389円、産業用ロボットメーカーのファナックが1.34%安の20,105円、部品メーカーのロームが0.12%安の7,910円だった。
AFP通信