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東京ガス、過去最高益を記録しG7での天然ガスに関する合意を評価

東京ガスはLNG価格の上昇を背景に2022~23年度の純利益が過去最高となったことを受け、天然ガス投資に関する7カ国(G7)富裕国による合意を歓迎した。(東京ガス)
東京ガスはLNG価格の上昇を背景に2022~23年度の純利益が過去最高となったことを受け、天然ガス投資に関する7カ国(G7)富裕国による合意を歓迎した。(東京ガス)
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26 Apr 2023 08:04:32 GMT9
26 Apr 2023 08:04:32 GMT9

東京ガスは液化天然ガス(LNG)価格の上昇を受け2022~23年度の純利益が過去最高となり、今年度の減益を警戒しながらも、天然ガス投資に関する7カ国(G7)富裕国の合意を歓迎した。

今月初旬、日本では札幌で「G7札幌 気候・エネルギー・環境大臣会合」を開催し、ガス分野への投資は、気候目標に沿ったものであれば、世界のエネルギー不足に対応するために適切であるとの合意に至った。

佐藤裕史最高財務責任者(CFO)はブリーフィングで、「G7の合意は当社にとってプラス要因になった」と語り、合成燃料の有用性が認識されたことを例に挙げた。

また、日本におけるLNGの主要な買い手として、アジアのガスインフラや米国のシェールガス上流資源への投資を継続する予定であるとし、「ガスへの投資が一定水準必要であると合意したことは、非常に意義深い」と語った。

東京ガスは、LNGをはじめとするエネルギー資源を世界中に保有しており、エネルギー資源のほぼ全てを輸入に頼っている日本にとって、収益・供給源の多様化に寄与している。

同社の当期純利益は、LNG販売価格の上昇と米ドルに対する円安に支えられ、前年度の960億円から2,810億円に増加した。

2022年8月、ロシアがウクライナ侵攻に対する制裁を受け、欧州向けの天然ガス供給を縮小したため、LNG価格は過去最高となった。

しかし、日本最大の都市ガス供給会社である同社は、今年度の見通しとして、都市ガス販売量の減少や電力販売量の減少により、64%減の1,000億円の利益を予想している。

佐藤氏は、売却を予定しているオーストラリアのガス資産を保有し続けることを前提に、プロジェクトの関係者らとの調整に時間を要しており、取引が成立する時期は明らかでないと述べ、この見通しを発表した。

東京ガスは、当期の年間配当金を1株当たり65円に据え置くとともに、12.2%相当(1,130億円)を上限に自社株買いを行う予定だ。

ロイター

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