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岸田首相とエルシーシ大統領、エジプトの地下鉄整備のための円借款を協議

エジプトの首都カイロのアッタバ中心地区で、露天商や物売りに混じって渋滞に巻き込まれている車。2021年2月22日に撮影。（AFP）
エジプトの首都カイロのアッタバ中心地区で、露天商や物売りに混じって渋滞に巻き込まれている車。2021年2月22日に撮影。（AFP）
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01 May 2023 09:05:00 GMT9
01 May 2023 09:05:00 GMT9

アラブニュースジャパン

ドバイ： 岸田文雄首相とエジプトのエルシーシ大統領は、「グレーター・カイロ・メトロ・ライン」と名付けられた新プロジェクトを支援するため、1000億円を限度とする融資について協議した。

岡浩駐エジプト特命全権大使、ラニア・アル・マシャートエジプト国際協力大臣も同席した。

日本の外務省の発表によると、エジプトは人口増加と自動車利用の増加により、慢性的な交通渋滞に直面している。

エジプト政府は、カイロ首都圏近郊に工業地域や住宅地域などの機能を備えた衛星都市を建設することにより、既存都市部での人口分散を進めてきた。

このような都市部の拡大が都市間の交通に影響を与えており、公共交通網の整備が喫緊の課題となっていると声明は述べている。

このプロジェクトは、カイロ首都圏の南西部に新しい地下鉄システムを建設することにより、増加する交通量を緩和することを目的としている。

供与条件は、据置期間10年を含む償還期間が40年、金利が年0.1％である。

2016年にはエルシーシ大統領が来日し、エジプトの公共交通の発展に向けた今後の協力の可能性を確認している。

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