• 2023年における世界の石油需要は日量233万バレル（2.3%）増加すると、OPECが月刊報告書の中で述べた

アラブニュース

リヤド：石油輸出国機構（OPEC）が木曜、中国の新型コロナウイルス抑制措置が緩和されたことを受け、2023年度の中国石油需要の成長に関する予測をさらに引き上げた。

しかしOPECは、他の地域の成長に対する潜在的な下振れリスクを理由に、世界全体の需要は引き続き安定的に推移するとした。

「中国経済が予想以上に好調だったため、小幅な上方修正を行った。一方、他の地域は、経済問題が石油需要の足を引っ張る可能性が高いため、小幅な減少が予想される」と、OPECは報告書の中で述べた。

2023年における世界の石油需要は日量233万バレル（2.3％）増加すると、OPECは月刊報告書で述べている。この予想は、先月の予想である日量232万バレルとほぼ同じだった。

「さらなる債務関連の問題が浮上する可能性があるため、地政学的に不確実な状態は変わらず、インフレが続く。また、米国の債務上限問題は今のところ解決しておらず、経済的な影響を及ぼしかねない問題になっている」と、OPECは述べた。