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リヤド：サウジアラビアは、近年の鉱業分野の改革を背景に、日本企業に対し400億SR（サウジアラビア・リヤル）（約106億ドル）の投資誘致を目指した大規模な探鉱活動への参入を求めた。

インベスト・サウジ・イニシアチブの一環として、5月31日から6月2日にかけて、サウジアラビア王国と日本のビジネスリーダーのトップが東京で会談し、相互に有益なパートナーシップと投資機会を促進する方法について協議した。

サウジ・日本鉱業鉱物資源会議では、サウジアラビアの野心的な鉱業戦略を包括的に紹介するとともに、国家投資戦略の重要性を強調した。

また、当局はサウジアラビアの鉱業ライセンス制度の概要を説明し、中長期的な投資向けのさまざまな探索の機会について紹介した。

また、3日間のイベントでは、サウジアラビアの投資省、産業鉱物資源省、独立行政法人エネルギー・金属鉱物資源機構（通称JOGMEC）が共同で主催するワークショップも開催された。

これは、日本企業によるサウジアラビアの鉱業部門とそのサプライチェーンへの投資を支援することに重点を置いたものである。

天然資源に恵まれたサウジアラビアは、近年、民間投資家に対して鉱業分野を魅力的なものにするため、いくつかの政策を実施してきた。

また、戦略的な立地と強固なインフラを持つ同国は、企業に対してもグローバルサプライチェーン強化の上で高い利益を得るチャンスを提示した。

3月、サウジアラビアの産業鉱物資源省は新たに27件の鉱業ライセンスを発行し、合計2,314件となった。

サウジアラビアは、鉱業部門を国家戦略の第3の柱に育てようと尽力している。この取り組みには、5,300カ所（5兆SR相当）の天然資源採掘地に対する大幅な探査が含まれている。

こうした採掘地は砂礫、金、鉄、銅、花崗岩、大理石など、20種類以上のさまざまな鉱物を誇る。

また、サウジアラビアには鉱化帯と呼ばれる35カ所の固有の地層があり、豊富な鉱脈を有している。

サウジアラビアは3月、新たに5件の鉱物資源探査の入札サイクルのスケジュールを発表した。今回の探査地はアル・リダニヤ、ウム・ハディッド、ビイル・ウムク、ジャバル・サハビヤ、ムハッディドである。

こうした取り組みは、2030年までに国内総生産（GDP）における鉱業部門の貢献度を640億ドルに引き上げるという目標を掲げたサウジアラビアの「ビジョン2030」に沿ったものとなっている。

さらに、先日、産業鉱物資源省の月報では、サウジアラビアにおける産業投資の総額は2022年12月現在で1兆4,200億SRに達すると指摘された。