
リヤド:総合統計庁(GASTAT)が発表した最新データによると、2023年4月のサウジアラビアの商品輸入額は前月の690億SR(サウジアラビア・リヤル)に対し16.1%減の579億SR(154億ドル)となった。
ただし、2022年4月の573億SRと比較すると、2023年4月は1%増加した。
GASTATの報告書によると、2023年4月の商品輸出総額は前年同月の1,377億SRから25.2%減の1,030億SRとなった。
2023年3月の1,075億SRと比較すると4.2%減少した。
この減少を牽引したのは石油輸出で、前年同月の1,097億SRに対し、2023年4月は23.6%減の838億SRとなった。
共同石油統計イニシアチブ(JODI)が今月これまでに発表したデータによると、2023年4月のサウジアラビアの原油輸出量は5カ月ぶりの低水準に落ち込んだ。
2023年4月の原油輸出量は日量731万バレルと、前月の751万バレルから2.6%減少した。
さらにGASTATによると、2023年4月の再輸出を含む非石油輸出額は、前年同月比31.2%減の192億SRだった。
非石油部門で最も多く輸出されたのは化学品および関連製品などで、輸出全体の34.6%を占めた。
中国は2023年4月時点でもサウジアラビアの最も活発な貿易相手国であり、サウジアラビアの輸出総額の17.5%に相当する180億SRの商品を購入している。
2023年4月の日本と韓国への輸出額は、それぞれ112億SRと99億SRだった。
GASTATの報告書によると、「中国、日本、韓国に続いてトップ10にランクインした国は、インド、米国、アラブ首長国連邦(UAE)、ポーランド、バーレーン、台湾、シンガポール」だった。
一方、サウジアラビアの対中国輸入額は113億SRで、2023年4月の輸入総額の19.5%を占めた。
また、対米国輸入額は50億SR、対インド輸入額は34億SRであった。
その他、輸入額上位10カ国に並んだのは、UAE、ドイツ、日本、韓国、ギリシャ、スイス、イタリアだった。
輸入額上位10カ国からの輸入額は365億SRに達し、サウジアラビア輸入総額の63%を占めた。
一方、4月に最大の貨物が到着したのはジェッダ・イスラム港で、その額は輸入総額の29.3%にあたる170億SRに達した。