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石油最新情報-原油は1%以上下落、中国のGDPが需要期待に水を差す

サウジアラビア時間午前11時42分までに、ブレント原油は1.32ドル(1.7%)下落し、1バレル78.55ドルとなった(Shutterstock)
サウジアラビア時間午前11時42分までに、ブレント原油は1.32ドル(1.7%)下落し、1バレル78.55ドルとなった(Shutterstock)
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18 Jul 2023 12:07:55 GMT9
18 Jul 2023 12:07:55 GMT9

リヤド:中国の経済成長が予想を下回り、世界第2位の石油消費国の需要に対する懸念が高まったことから、原油は17日に1%以上下落した。

中国の第2四半期の国内総生産(GDP)は前年同期比6.3%増と、アナリスト予想の7.3%増を下回った。同国のパンデミック後の回復は、内外の需要減退により急速に失速している。

サウジアラビア時間の午前11時42分までに、ブレント原油は前日比1.32ドル(1.7%)安の1バレル78.55ドル、ウェスト・テキサス・インターミディエイト原油は同1.22ドル(1.6%)安の74.20ドルとなり、両取引とも2日続落した。

石油輸出国機構(OPEC)とその同盟国(OPEC+)の生産抑制や、リビアとナイジェリアでの計画外の供給停止が支援材料となり、両ベンチマークとも3週間続伸し、先週は4月以来の高値をつけていた。

ロシア、8月の原油輸出削減を達成へ

コメルサント紙は17日、ロシアは8月に日量50万バレルの石油輸出を削減する計画を達成すると報じた。

同紙によると、ロシアの8月の海上石油輸出量は290万~300万B/Dに減少する可能性がある。これは主に、バルト海沿岸の港湾における輸出削減が原因だ。

この削減は、国営パイプライン運営会社トランスネフチの第3四半期の輸出スケジュールを調整することによって行われる、とコメルサントは報じた。

ロシアは今月初め、サウジアラビアと協調して世界の原油価格を押し上げようと、計画削減を発表していた。

中国の6月の1日石油精製量が増加

6月の中国の製油所1日あたりの処理能力は、前月比1.6%増であったことが17日に公式発表された。製油所が春のメンテナンスを終えて操業を再開し、夏の旅行需要に対応するために生産を増強したためだ。

国家統計局が発表したデータによれば、世界第2位の石油消費国である同国の製油所総処理能力は、先月は6095万トンで、1483万B/Dに相当する。

6月の数字は、前年同期の低水準から10.2%急増したものの、前月の1,460万B/Dからわずかな増加にとどまった。

データによると、2023年上半期の中国の原油処理量は合計3億6,360万トン、1,466万B/Dで、前年同期比9.9%増となった。

6月には、春季に予定されていた製油所のメンテナンスがほぼすべて終了した。7月と8月には、国営の主要製油所4カ所のみがオーバーホールのために閉鎖される予定である。

NBSのデータによると、6月の中国の原油生産量は、2022年同月の1720万トンに対して1,752万トン(約426万B/D)であった。

2023年1~6月の中国の原油生産量は1億505万トンに達し、2015年以来の高水準となった。

天然ガス生産量は前年同期の173億立方メートルから5.5%増の183億立方メートルとなった。

ロイター

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