• マサム・プロジェクトは、イエメンの人々を支援するために、サウジアラビアがサルマン国王の命令で実施している取り組みの1つ

リヤド：イエメンで地雷を除去するサウジアラビアのマサム・プロジェクトは、7月の第2週に、イランが支援する民兵組織フーシ派が仕掛けた762個の地雷を撤去した。

サウジアラビアの支援機関であるサルマン国王人道援助救援センター（KSrelief）が監督する下、プロジェクトの特別編成チームが120個の対戦車地雷、2個の対人地雷、633個の不発弾、その他7種類の爆発装置を破壊した。

それらの爆発物は、フーシ派によってイエメン全土に無差別に仕掛けられたもので、子ども、女性、高齢者など罪のない人々の暮らしを大きく脅かしている。

マサム・プロジェクトは、イエメンの人々を支援するためにサウジアラビアがサルマン国王の命令で実施している取り組みの1つで、イエメンの国民に人道支援を届けるためのルートを確保している。

地雷の除去作業はマアリブ、アデン、ジュフ、シャブワ、タイズ、ホデイダ、ラヒジ、サヌア、アル・バイダ、アル・ダレ、サアダで実施された。

2018年にこのプロジェクトを開始して以来、合計407,152個の地雷が除去されている。

このプロジェクトでは、地元の地雷除去技術者を訓練し、最新機器などを提供している。また、爆発物で負傷したイエメン人への支援も行っている。

6月には、プロジェクトの契約が更新され、3,329万ドルの予算で1年間延長されることになった。

イエメンはKSreliefが最も支援している国の1つである。KSreliefはこれまで、42億ドル以上に相当する814件のプロジェクトをイエメンで実施してきた。

KSreliefが展開するプログラムでは、食料安全保障、健康、人道・緊急援助、水と個人衛生、公衆衛生、シェルター、保護、キャンプ調整、栄養、教育、マルチ・クラスター、早期復旧、物流、通信などの分野を取り扱っている。

サウジアラビアは、KSreliefとマサム・プロジェクトを通じて、イエメン領内から地雷を除去する活動に継続して取り組んでおり、イエメン国民の安全と福祉を確保する上で重要な役割を担っている。