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ドバイの上場企業アラブテックが年次損益へと振れ、原因は不動産の低迷と述べる

ルーヴル・アブダビ美術館の建設に関わったアラブテックが、2016年以来初の年次損益を出した。(ロイター通信)
ルーヴル・アブダビ美術館の建設に関わったアラブテックが、2016年以来初の年次損益を出した。(ロイター通信)
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16 Feb 2020 08:02:22 GMT9
16 Feb 2020 08:02:22 GMT9

ドバイ:ドバイ上場の建築会社アラブテック・ホールディングは、2018年の2億5630万ディルハムの利益から、2019年には7億7450万ディルハム(2億1090万ドル)の純損益に振れたことを日曜日に発表した。

リフィニティブのデータによれば、ルーヴル・アブダビ美術館の建設に関わったアラブテックは、2016年以来初めての年次損益を出したことになる。

アラブテックはこれを、同社の中核である建設事業における損益のせいだとし、新たに着手されるプロジェクトが限られている不動産セクターの低迷に触れた。

ドバイは、6年以上前の短期の好転を例外とする過去10年間のほとんどにおいて、不動産市場の低迷に直面してきた。

アラブ首長国連邦の全域にわたり、不動産以外のプロジェクトの伸びも低迷あるいは停止している。

アラブテックはまた、損益の原因として、不動産セクターにおける流動性の低さ、移住や復元可能性申し立ての低さ、そして系列会社への投資における推定損益などにも言及した。

系列会社の具体的な名は上げなかった。

工業やエンジニアリングを含む他の事業ユニットは引き続き黒字であったと同社は述べた。

収益は21%減の77億8000万ディルハムに落ち込み、グループの最高財務責任者であったアデル・アル・ワヘディ氏が辞任したと同社は証券取引報告書で報告した。

同社はまた、負債を事業ニーズに合わせて調整すべく「主要な貸し手」と緊密に取り組むとともに、従業員を減らしてコスト削減を図っているという。

9月に発表されたトロージャンとの合併の可能性については、引き続き議論や適正評価がなされると述べた。

ロイター通信

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