アブダビ:現在、日本のトップクラスの大学および第3期教育機関の代表者らが、UAE(アラブ首長国連邦)の高校および大学卒業者の一部が日本で引き続き教育を受けられるよう、UAEを訪れている。
10月29から始まるアブダビ最大の教育イベントNAJAHには、東京大学、名古屋大学、九州大学、上智大学、名古屋商科大学、京都先端科学大学、立命館アジア太平洋大学の7大学が参加する。
このイベントのプロモーションは日本国際協力センター(JICE)が主導している。JICEはUAEの学生たちが日本で学問に取り組むことを奨励するという目的を掲げており、NAJAHアブダビの日本パビリオンの主催も行う。
留学希望者とその家族は、日本の有名教育機関の代表者と直接顔を合わせる機会を得られる。
また、過去に日本で教育を受けたUAEの学生たちも日本パビリオンに参加し、日本での学習に関する実践的な情報や詳しい実体験を伝えるほか、JICEアブダビ事務所のスタッフが留学希望者とその家族からの相談を受け付ける。
日本パビリオンに参加する全7大学は日本語のみならず英語で学部および大学院の講義を行っており、特にUAEの学生から人気を集める傾向にある宇宙航空学、宇宙工学、再生可能エネルギー、環境科学、国際関係、生命工学、ロボット工学、社会福祉、商学といった分野が充実している。
JICEアブダビ事務所の金森篤也所長は次のように語る。「2013年のJICEアブダビ事務所開所以来、JICEは様々な分野の教育を行っている日本でUAEの若者たちがさらに教育を受けられるよう支援してきました。日本のトップ大学には、UAEの優秀な若者たちを受け入れたいという熱意があります。現在はUAEからの留学生63人が日本で学んでおり、今後さらにその数が増えていくことを願っています」