
東京:「緊張している」大坂なおみは、待望のテニス復帰後、来年のパリオリンピック出場と四大大会のタイトル獲得を目指している。
元世界ランキング1位で26歳の大坂は、2022年9月を最後にツアー大会から遠ざかっていたが、今月末からブリスベン国際で競技に復帰予定。
四大大会を4回制したチャンピオン大坂は、7月に女の子のシャイちゃんを出産し、メンタルヘルスやテニスのプレッシャーとも闘ってきた。
大坂は日本の放送局NHKの取材に対し、復帰に向けて「緊張しているのと同時に幸せを感じていて、わくわくしている」と語った。
そして、パンデミックの影響で延期された2021年東京オリンピックの開会式で聖火台に火を灯した大坂は復帰後、来年夏のパリオリンピック出場を目指している。
「テニス人生の第1章では自分に素直に、本能のままにプレーしてきた」と大坂。
「もっと試合を深く理解する選手になりたいと思っている」
「もっと四大大会で勝ちたいし、全仏オープンやウィンブルドン選手権にもっと出たい。パリオリンピックでもプレーしたい」と大坂は付け加えた。
新型コロナウイルス感染症のために観客のほとんどが入場禁止となった東京オリンピックで日本代表としてプレーした大坂は、3回戦でマルケタ・ボンドロウソバ(チェコ)にストレート負けを喫した。
大坂は四大大会を制しており、2019年と2021年の全豪オープンで優勝、2018年と2020年の全米オープンで優勝している。
大坂は1月の全豪オープンで四大大会に復帰予定だが、母親となった今、これまでとは違った考え方ができるだろうと語っている。
「どう表現すればいいか分からないけれど、これまでも自分のためにプレーすることが得意ではなかった」と大坂。
「だから、シャイの面倒を見なければならないという責任感と、彼女に世界を見せたいという気持ちが心地よかった」
「彼女のためにプレーしているような気持ち」
AFP